ソニーのカメラVLOGCAM ZV-1を昨年秋に購入しました。
ZV-1の使い方
元々は4K動画から静止画を切り出して使うことを想定していました。買い物や外出のついでにささっと撮影するのに、動画でさらっと流し撮りしておいて後で静止画を切り出せたらいいなと考えたからです。ブログやSNSにあげる写真程度なら、4K動画からの切り出しでも十分な画素数はありますからね。そのような使い方をするのに、X-H1では大きすぎ、他の所有カメラでは動画性能が不足、iPhoneでは画質が今一つということで、ZV-1を買いました。
使い始めてみると、静止画とは違う、動画ならではの面白さにハマりました。
ちゃんと作品としての動画を撮影・編集しようと思ったら静止画以上に時間と手間がかかりますが、日常のシーンを気軽に切り取っておきたい場合とかは意外と動画の方が簡単で手早いシチュエーションもあると分かってきました。静止画はピントやブレに気をつけて撮っていると結構時間使いますし、後から見直すとボツばっかりだったりします。動画は仕組的に被写体ブレは目立ちにくいですし、記録として取る程度なら機材のAF性能の進化もあって少々雑な撮り方でも案外許容範囲に思えます。
これは正に今流行のvlog的な使い方で、ZV-1を選択したのは正解でした。
静止画よりも動画の方が伝わりやすいこともありますし、自分自身も文章を読むより動画を見る機会が増えてきています。これからはYouTubeへの投稿や、ブログに動画を埋め込むことも考えています。
ZV-1の長所・短所
すでに発売から何か月も経っていてすでに多くのレビューがありますので、詳細な感想は省き、私が気に入っている点と不満に思う点を簡単に列挙してみます。
総じて満足して使っていますが、不満点として挙げた項目はどれもvlog用途に使うなら是非とも改善して欲しい点ばかりです。後継機での改善に期待したいところです。
海外モデル特有の問題
ソニーのカメラは日本向け、US向け、それ以外の海外向けで少々異なった仕様になっています。私がシンガポールで購入した海外モデルは、言語で日本語を選ぶことができません。まあそれは英語で我慢するとして、問題は出力形式とフレームレートです。
デフォルトではビデオ出力がPALになっているのですが、PALですとフレームレートが25pと50pしか選べません。NTSCにビデオ出力形式を変更することで24p/30p/60pを使用可能になります。この辺りはGoProなど他社のカメラでも同様な仕様になっているものはあります。
が、ソニーの場合、NTSCに設定されているとカメラ起動時に「Running on NTSC」という注意画面が表示されるようになります。ボタンを押して表示を消さないと撮影を開始できません。ただでさえ起動が速くはないのにさらにワンステップ手間がかかるのはちょっと厄介です。
フリッカーなども考えると本来ならシンガポールで撮影するにはPAL/25p/50pの方が親和性は高いとは思いますが、なるべくなら30p/60pで撮りたいんですよね。悩ましいです。今は手間がかかるのを我慢して4K30pで撮影しています。
動画熱再燃
気になる点はあるものの、ZV-1が良いカメラであることは間違いありません。このコンパクトさでこれほどの使いやすさと機能、そして画質が得られるのは素晴らしいです。
最近は出かけるときは大抵カバンにZV-1を入れていきます。仮に撮影しなくても苦にならないサイズ感なので気軽に持ち歩けます。間違いなくこれからも活躍してくれそうです。
最近のアップデートでウェブカメラとしても使いやすくなり、先日自宅からビデオ会議に参加した際、上司が画像の綺麗さにびっくりしていました。
ZV-1をきっかけに動画撮影・動画編集の面白さを再認識し、年末から今年にかけていろいろ環境整備(散財)と勉強を始めました。
「これからは動画の時代だ」と宣言してGoPro HERO4 Silverを買ったのが5〜6年前。しかし半年ぐらいで使わなくなり、写真メインに逆戻り。今思えばあの時動画を撮り続けていれば良かったなと思います。今度こそはしっかりと知識と技術を身につけて長く続けていけるように頑張りたいです。
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